『仮面ライダーセイバー』感想:大風呂敷に覆われた創作物への敬意

(C)2020 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

色々なことを指摘したくなる。そんな作品ってありますよね。

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作品情報

2019年から開始した令和仮面ライダーシリーズ第2作。「剣」と「本」をモチーフにし、総勢10人を超える仮面ライダーが登場する。セイバーに変身する神山飛羽真を演じるのは、内藤秀一郎。メインライターは『仮面ライダーゴースト』の福田卓郎、チーフプロデューサーも同じく『ゴースト』の高橋一浩が務める。

原作: 石ノ森章太郎
出演: 内藤秀一郎 / 山口貴也 / 川津明日香 / 青木瞭 / 生島勇輝 / 富樫慧士 / 知念里奈 ほか
監督: 柴﨑貴行 ほか
脚本: 福田卓郎 / 毛利亘宏 / 長谷川圭一 / 内田裕基
放送期間: 2020/09/06 – 2021/08/29
話数: 47話 + 2話(特別編)

あらすじ

すべては一冊の本から始まった。
はるか昔、世界は大きな力を持った一冊の本から作られた。その本はあらゆる物語の源となり、神話や生き物、科学技術、そして人間の歴史のすべてが詰まっていた。聖剣に選ばれし剣士たちがその本を守ることにより世界の平和は保たれていた。
ある時、争いが起き大きな力を持った本は分冊されバラバラに散りその多くは失われ世界の均衡は崩れ去った。力を持つ本は失われ伝説となった。しかし、力を持つ本をめぐる戦い終わっていなかった。戦いは長きにわたって続き、今もなお終わりをむかえてはいなかった。
そして今、一人の青年が聖剣と出逢い、世界の運命が大きく動きはじめる。

仮面ライダーセイバー | 仮面ライダーWEB【公式】|東映より引用
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レビュー

このレビューは作品のネタバレを含みます。未鑑賞の方はご注意ください。

新しい製作様式

2020年、世界は大きな変貌を遂げました。未知の脅威は人々を震撼させ、私たちは「新しい生活様式」を強いられました。それから1年半が経過した現在も、日本では緊急事態が叫ばれ、いまだに収束が見えない状況にあります。

2019年に始まった令和仮面ライダーシリーズ。1作目の『仮面ライダーゼロワン』は新型コロナウイルスの影響をもろに受けた作品です。緊急事態宣言の発令に伴い、撮影が中断。新作エピソードの放送は延期となり、代わりに約一か月にわたって総集編を放送しました。

予定していたシナリオは変更され、単独映画『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』(2020)の公開も夏休みから冬休みに延期されました。かなり大変な環境の下で製作をしていたことは、想像に難くありません。

そういった状況にあっても、東映は新しい作品を世に送り出し続ける。「どんな状況にあっても、ロケに出られなくなっても、とにかく何か撮る、何か撮影するっていうのが撮影所の仕事」と、白倉伸一郎取締役は語ります(※1)。この言葉の裏には、子供たちに作品を届け続ける意思が伺えます。

※1:2021/07/13放送『林修の今でしょ!講座』より引用

いつ何時、感染状況が悪化するか分からない。そんな中で立ち上がったのが『仮面ライダーセイバー』。今作では感染対策のため、そして放送を絶やさないために様々なチャレンジに取り組んでいます。

中でもライブ合成は、本作最大の施策と言っていいでしょう。「普通に外で撮影しているように見えるシーンも実は背景映像に人物をリアルタイム合成して撮影所内で撮」る手法です(※2)。外でのロケを減らすとともに、幻想的な世界観を作り出すことに成功しています。

※2:セイバー 第2章:「水の剣士、青いライオンとともに。」 | 仮面ライダーWEB【公式】|東映より引用

ライブ合成以外にも、随所にCGが用いられています。代表的なのがワンダーワールドという異世界でのバトルや、その象徴であるシャボン玉の演出。どちらもファンタジーな世界観をより確固たるものにしています。

撮影手法だけでなく、ドラマ自体の構成にも新しい試みが見受けられます。ずばり、本編の尺を短くしている。描ける物語は少なくなってしまいますが、制作がストップした場合でも、なんとか放送を続けられるような工夫をしているのです。

具体的な試みとしては3つ挙げられます。まずは、あらすじ紹介。作品冒頭に前回までのあらすじを付けています。「ボンヌ・レクチュール!」という陽気な挨拶とともに、謎多き人物・タッセルが語りだします。この場面も例によってライブ合成を駆使し、演者一人だけで撮影が行われました。

二つめはエンディング。リアルなドラマ嗜好を強めた平成仮面ライダー以降ほとんど作られなくなりましたが、2005年の『仮面ライダー響鬼』以来の復活です。三つめはアイキャッチの復活。CM明けに3秒のアイテム紹介の映像が挟まるようになりました。たかが3秒、されど3秒。全ては放送を中断しないためのアイデアだと考えられます。

凝ったビジュアルとアクション

前作『ゼロワン』のときも言いましたが、まずライダーのビジュアルがカッコいい。龍と炎をあしらい、赤と黒を基調とした左右非対称なデザイン。ゼロワンとは対照的に複雑なデザインですが、これがまた西洋の騎士のようで美しいのです。

モチーフが「剣」になっているセイバーは、ベルトに刺さった剣を引き抜くことで変身します。抜刀して変身するモーションには、マネしたくなるキャッチーさとカッコよさがあります。

今作には10人を超える仮面ライダーが登場しますが、一人ひとり見分けがつくようにデザインされています。個人的に良かったのが、仮面ライダー最光。最光シャドーの時のモノトーンなデザインと、エックスソードマンの時のビビッドな色使いのどちらも好みでした。

仮面ライダー最光 エックスソードマン|仮面ライダーセイバー|テレビ朝日
テレビ朝日「仮面ライダーセイバー」番組公式サイト。《聖なる刃》で世界を救うその名も…『セイバー』!!閉塞感をぶち破り、失われた世界を取り戻せ!時代が求める新ヒーロー誕生!!。2020年9月6日(日)放送スタート!

また本作のライダーの必殺技には、コミカルな演出が多い印象を受けました。三匹の子豚やブレーメンの音楽隊のかわいいキャラが登場したり、はたまた筋肉ムキムキの妖精が敵をなぎ倒したりします。明るいコミカルな作風を意識しているように思いました。

コロナ禍において撮影人数やロケ地が制限されるようになったアクションシーン。普通であれば迫力が減ってしまいかねないのですが、カメラワークやCGを駆使するなど、工夫を凝らした編集でカバーしています。

特に第45章のアクションは印象深いです。ラスボスとの最終決戦への覚悟を決めたライダー10人の一斉変身、そこから流れるように敵とのバトルへ突入していくシークエンスは圧巻。まるで映画のクライマックスのようで必見です。

アンバランスなストーリーテリング

人工知能を扱ったシリアスなテーマであった前作に対し、今作は終始明るい雰囲気で物語が展開します。スーパー戦隊と共演した特別章と、次回作『リバイス』と共演した増刊号の2回を除き、全47話。各話は「第〇章」と表記され、大きく分けて三部構成になっています。

  • 第一部(第1~16章)

主人公は神山飛羽真。著作「ロストメモリー」でビブリオユートピア出版の新人賞を受賞し、小説家として活躍する一方、「ファンタジック本屋 かみやま」という本屋を営んでいる。

第1章で変身能力を得たことで、人類の歴史とその根源が詰まった本を守る組織「ソードオブロゴス」の剣士たちと出会い、メギドと呼ばれる敵と戦うことになる。ソードオブロゴスと飛羽真がかかわった、15年前のある事件の真相に迫っていく。

仮面ライダーシリーズの序盤は、次々と発売する玩具の宣伝をする都合上、一話ごとに新しい戦士やフォームが登場します。シリーズ存続のために仕方ないことだと思いますが、それを抜きに考えても、話が進むスピードはかなり速い。新設定が追いつけないほど矢継ぎ早に出てきます。

  • 第二部(第17~35章)

ソードオブロゴスの中に真の敵がいると知った飛羽真と、組織を信じる他の剣士たち。彼らの対立をきっかけに、各々は自身が信じる道へと進んでいく。そして組織の長であった、マスターロゴスが真の敵であることが明らかになる。

同時に、2号ライダー・ブレイズに変身する新堂倫太郎の成長が丁寧に描かれています。組織を家族同然に慕っていた倫太郎は、組織と飛羽真の間でずっと揺れ動いていました。最終的に自分は仲間たちを守りたいことを確信し、その強い意思を力に師匠の仇を倒します。

第二部は序盤とは対照的に、話のスピードが遅い。ライダーたちは他の意見も聞き入れず、自身の感情にまかせて仲たがいしています。中盤が始まってから、この調子が長く続くので呆れてしまう。剣士の一人ひとりが飛羽真と仲直りする展開もいちいち冗長でした。

  • 第三部(第36~47章)

これまでの展開と比較すると、終盤は適度な話のスピードかもしれません。幼馴染の少女・ルナと出会ったときから、実はワンダーワールドと現実世界の運命を握っていた飛羽真。ワンダーワールドの住人になることを代償に、現実世界を救うことができることが明かされる。

バラバラだった剣士が集結し、ラスボスであるストリウスと死闘を繰り広げる。それでも世界の崩壊は免れず、飛羽真が現実世界を離れることで存続。その後一年かけて新たなワンダーワールドを創造し、犠牲になっていた人たちとともに、仲間のもとに帰ってきた。まさに「物語の結末は俺が決める!」なラストでした。

広げすぎた風呂敷

第一部の話のスピードが速い。これは序盤に描いておく必要がある要素が多かったからです。言い換えれば、世界観の風呂敷を広げすぎたのではないでしょうか。

設定の量が多いので、その一個一個がしっかり描き切れていません。もちろん序盤で設定の全てを説明する必要はなく、徐々に明かしていくことで面白さが増すこともあります。そういった謎解きや伏線回収を否定しているのではありません。

ここで問題なのは、15年前の事件について。この真相の解明が第一部のクライマックスです。しかしながら見終わっても、事件の全体像がはっきり見えてきませんでした。

「誰が、何のために、何をして、どういった結果になったのか」といった概要が描かれていないからです。劇中では「多くのライドブックが敵に奪われた」や「剣士の一人が組織を裏切った」などの部分的な事実が語られるだけでした。

では事件の全貌は伏せられたままなのか。決してそうではなく、後に発売されるBlu-ray COLLECTIONの映像特典であるスピンオフドラマ『ソードオブロゴスサーガ』で語られます。

「見なくても問題ないけど、見ると本編がより楽しめる」ことがスピンオフの定義だと考えています。本作はこの一線を越えており、「見ないと本編は分からない」作品になっていると言わざるを得ません。

起承転結の「起」である15年前の事件が、ちゃんと描かれていない。中盤以降も不明点が残ったまま話が進んでいく。そのため15年前の事件にかかわっており、物語全体のカギを握る少女・ルナにまつわるエピソードもまた飲み込みにくくなっています。

中盤以降も続く、描写不足の傾向。第二部を締める第35章が、それを象徴しています。マスターロゴスが11本の聖剣と19冊の本とルナの力で、目次録の復活を試みます。深刻な事態なのは伝わってきますが、具体的に何をしているのかはふわっとしか説明されません。

そこで注目すべきは、公式ホームページ。撮影の裏側やインタビューを毎話ごとに掲載してくれる有難いサイトです。この中で『仮面ライダーセイバー巻末付録』と題して補足情報を載せていましたが、第35章の回ではマスターロゴスの目的やその儀式について、事細かに解説しています。

仮面ライダーセイバー 第36章「開かれる、全知全能の力。」あらすじ | 仮面ライダーWEB【公式】|東映
仮面ライダーセイバー 第36章「開かれる、全知全能の力。」あらすじ

視聴者の全員が公式ホームページを閲覧しているわけではありません。かなり重要な設定を明かしているので、ちょっとは本編にも入れてほしかったです。

メインライターが同じ『ゴースト』でも、似たような特徴は見られました。『ゴースト』では設定の一部が地上波NGのため描けず、スピンオフにて描いたという過去がありました。今回も本編に入れるエピソードや設定の精査をしていないように思えてしまい、ただ残念という感想です。

多すぎた登場人物

設定の大風呂敷を指摘しましたが、それだけでなくキャラクター全員の掘り下げができておらず、上手に扱い切れていない印象を受けます。

特にライダーに変身する剣士たちの過去は、ほとんど語られません。他の作品であれば、そこまで気にならないかもしれません。しかしこの作品の場合、彼らはソードオブロゴスという特殊な組織に属しています。普通のホモサピエンスからどうやって剣士になったのか、どうしても気になってしまうのです。

そういったバックストーリーは本編に必須だと思うのですが、これもまたスピンオフドラマで語られました。動画配信サイト「TELASA」で配信された、その名も『仮面ライダーセイバー スピンオフ 剣士列伝』。

仮面ライダーセイバースピンオフ剣士列伝 | TELASA(テラサ)-キッズ・特撮の見逃し配信&動画が見放題
「仮面ライダーセイバー」初スピンオフ作品!このスピンオフ作品の“主役”は…はるか昔から、世界を作った大いなる本を守り、世界の均衡を保ってきた組織「ソードオブロゴス」に所属する5人の剣士。ブレイズ・エスパーダ・バスター・剣斬・スラッシュ…テレビ本編とリンクしながら、「ソードオブロゴス」の剣士5人のココロの奥に迫る作品。物...

公式曰く「バスター、剣斬、スラッシュの非ソードライバー組は、主人公である飛羽真にまつわる大きな物語とはやや外れたストーリーラインを持つため、企画当初からテレビ本編で彼らにフィーチャーすることは難しいかなと考えておりました」(※3)。設定を広げるのも素晴らしいですが、しっかり「本編で」回収したほうが良いのでは。

※3:セイバー 第12章:「約束の、あの場所で。」 | 仮面ライダーWEB【公式】|東映より引用

スピンオフを見ていない身からすれば、彼らに感情移入できにくいのは当然。中盤の仲たがいや仲直りにも、いまいち乗り切れません。本作同様にライダーが多人数登場する『龍騎』や『鎧武』は、人物の入れ替えを活発に行っていました。今作では増え続ける一方なので、どうしても一人あたりの尺は少なくなったのではないでしょうか。

ライダー以上に持て余していた印象があるのが、デザスト。序盤から登場しているメギドで、第一部の敵カリバーにとどめを刺したキャラです。重要な役になるのかなと思ったら、しばらく物語に深く関わらない期間が続きました。

このあいだ何もなかったわけではなく、公式Twitterにて「デザさんぽ」なる投稿が定期的に行われていました。デザストが色々な場所を散歩しているところを映したツイートです。

彼の扱いに頭を抱えていることを認めたともとれる投稿。本編で扱いきれないデザストへの親しみを持たせたかったのかもしれませんが、キャラの補完としてSNSを使うのは相応しくない気がします。後にこの作品を一気見する人の中で、果たしてこの投稿に辿り着く人がどれほどいるのか、という話です。

メインの悪役の3人に関しても、彼らが何のために行動しているかが明確に描けれません。そして服装や口調が似ているため、区別がしにくいです。総集編的な内容の第28章でようやく理解できたのに、その後すぐ退場する始末。なんとも不憫。

ここまで色々挙げながらも、人物の掘り下げ不足の被害を最も被っていたのは、主人公の飛羽真でしょう。

  • なぜ、戦いに身を投じることに疑問を抱かないのか
  • なぜ、「みんなを救いたい」という強い意思を持っているのか
  • なぜ、その一心で自己犠牲的な行動をとれるのか

といった視聴中の疑問は、最終話まで解消されないまま。ルナの事件の描写不足もあいまって、彼のルナに対する感情も冷めた気持ちで見ざるを得ませんでした。

異世界の存在である幼馴染みに選ばれたために、世界の存亡を握る人物となった飛羽真。それもこれも彼が運命に選ばれた「特別な」青年である、という一点で解決したいように私には見えました。せめて主人公には、感情移入の余地を与えてほしかったです。

剣士チームのグループ感

ストーリーや設定について沢山けなしてしまいましたが、こと演技に関してはみな好演しています。特にヒロインであり飛羽真の担当編集である、須藤芽依は間違いなく本作のMVPです。

目を大きくさせて驚いたり、派手な動きで感情を表現したり、泥の中に身を投じたり、演じている川津明日香さんの文字通り体当たりの演技は、毎話の注目ポイントです。他のキャラが暗い場面でも、明るく盛り上げる重要な役割を担っていた芽依。登場人物だけでなく、見ている私も笑顔になりました。

彼女も含めたソードオブロゴスの面々は、グループ感や家族感が徐々に強くなっているように感じました。これは一年間かけて同じキャストで撮影する作品ならでは。彼らのやり取りを見ているだけで楽しいです。マスターロゴスを倒したあと、全員で流しそうめんを楽しむ場面は和みました。

ベテランポジションの面々の安心感が抜群です。特筆すべきは、子育て王を自称する尾上亮。出だしこそ嫌味なキャラに映っていましたが、徐々に剣士たちの頼れる父親的存在として描かれるようになりました。仲間の悩んでいる姿を見て、悩む必要ないと一蹴する姿はとても印象的でした。

剣士の一人・緋道蓮の成長が、演者の成長とリンクして見えるのも、醍醐味の一つ。最終決戦まで飛羽真たちに合流しない一匹狼だった蓮。彼の苦悩を一人芝居で見事に演じた終盤の演技は、目を見張るものがあります。

約束と継承の物語

このドラマが伝えるメッセージ自体は、現代の人々に刺さるであろうストレートな内容だと感じました。それは約束と継承です。

第1章から台詞内に頻出していた「約束」。飛羽真が約束の場所に向かわなかったことで、15年前の悲劇が起きます。実際は彼の思い込みにすぎないことが分かるのですが。全編通して、約束を守ることの重要性を伝えたいのは伝わってきました。

もう一つは「継承」。数千年という長いスパンで展開するストーリー。はじまりの人と呼ばれる5人や先代剣士、デザストなど亡くなった者たち。彼らから現在を生きる人々へ意志を受け継ぐシーンが何度も描かれました。

またモチーフとなっている「本」そのものが、筆者から読者へと物語を継承する媒体です。「誰かが書いた物語が、思いが、読んだ人の中で新しく生き続ける」という台詞のとおり、先人の知識や意志が何代にもわたって語り継がれてきました。

それを吸収することで私たちは賢く生きることができています。未来への継承がいかに尊いことなのか、そして本を読むことの大切さが描かれています。

悲しい物語だったプリミティブドラゴンの続きを創造したり、ラストでワンダーワールドの続きを書きあげたり、主人公の小説家設定は少ないながらも要所要所で活かされていました。

そして最終話の演出に、創作物へのリスペクトを感じられます。『“本”や“物語”について思いを語ろう。』をお題に一般から動画を公募し、それを演出の一部に取り入れました。

コロナ禍でイベントが開催できない中で、セイバーと視聴者が繋がることができる企画として発案されました。この動画こそ創作物を称える賛歌。そのストレートなメッセージを見て、本を読みたくなりました。

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最後に

前提として、設定や世界観、メッセージは素晴らしいものです。物語もふわっとであれば理解できるので、流し見程度であれば楽しめるかも。

しかし同時展開のスピンオフ作品、公式ホームページやTwitterといった様々な媒体で展開したがために、置いてけぼりになった視聴者も少なからずいたと思います。

とはいえコロナ禍を機に導入された新しい試みの数々は新鮮で、シリーズの今後に期待ができるように 私には映りました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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